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2004年10月06日

パイロットフィッシュ

大崎善生「パイロットフィッシュ」角川文庫

本番の熱帯魚を入れる前に水槽内の微生物環境を整えるべく入れる魚。
アンモニア分解のバクテリアサイクルが整い次第大型魚の餌になるなどして
処分される為、一般には安い小型魚を用いる。
後からやってくる者の居心地を良くするために犠牲になる存在。
または、存在は居なくなっても確実に影響を残していく喩え。

本屋で初めて見かけたのは夏休みの前。
微生物そのものを飼ってる身、タイトルだけで買う動機は十分。

ふんわりと漂うような読後感。のんびり浮かんでいるというより
小型魚がせわしなく動き回っているけど結局狭い水槽の中を
漂うしかないような感覚。ボーっと見つめるしかない。

初秋、大型書店にこの文庫本が話題書として20冊分ぐらいの面積に
ズラーッと広げられているのがネオンテトラの魚群に見えて面白かった。

投稿者 swintarow : 2004年10月06日 18:00

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