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2006年09月02日
老朽の風
店長:いらっしゃいませ、何か贈答品をお探しで?
客:本当にギフトショップだったのか…
店:ええ看板にも書いてある通り
客:看板より「神々の黄昏」って店名の方に問題があるような
店:お中元の在庫処分セールは店の奥になります
客:聞いちゃいねぇ!
店:敬老の日ギフトなら、お早めに予約頂くと割引サービスがございます
客:そう、それで来たんだけど、何贈ったらいいものか見当つかなくて
店:こちらの関節サポーターセットはいかがでしょう
客:いい値段するけど、安物とどう違うの?
店:ひざ用は、6本のワイヤーが階段の昇り降りといった負担を軽くします。
それでいて秋冬には、赤外線を出す素材ですので大変暖かく過ごせるかと
客:ひじ用は?
店:暖かいのはもちろんのこと、炊事洗濯を考えて撥水加工。
それでいて水蒸気は逃がすので中が蒸れることはありません
客:寒さと水に強いのはいいねぇ
店:ただ聖属性攻撃に弱く…
客:何で出来てるんだよ! 呪いのアイテムじゃないか!
店:それをすてるなんてとんでもない!
客:もうちょっと普通の物ないかな!
店:失礼ですが、お酒は嗜まれるほうですか?
客:ああ、祖父には未だに晩酌に付き合わされたりも
店:お酒好きならこの焼酎サーバーなんて喜ばれるかと
客:焼酎ブームってもう終わってる気がするけど
店:ですから上質の常滑焼でありながらお求め易い価格になっております
客:大きさも手頃… ってこの白い棒は何?
店:無線LAN(IEEE802.11a)
客:精密機械と酒器を一体化させるな! 酒が電源周りにかかるだろ!(実話)
店:サーバーの熱でぬる燗にと
客:ややこしいギミックを仕込むな! ちゃんと敬老のギフトを!
店:では“寿”や“祝”の文字を大きくプリントした座布団なんてどうでしょう
客:わあ判り易い
店:低反発ポリウレタンを使用して長時間座っても疲れにくく
客:この「裏面のデザインは選べません」ってどういうこと
店:中韓の反発は必至で
客:何描いてあるんだ! 尻に敷くんだから気ィ使えよ!
店:それをおっしゃったらおめでたい文字を用いるのもどうかと
客:そう思うなら作るな!
店:さておき、夫婦箸のセットなんてのもありますが
客:どの辺が敬老のギフト?
店:素材に縁起の良い木を用いております
客:思い出した、エンジュが“延寿”とかかってるって奴か
店:北欧の聖木トネリコから削り出し
客:何で魔槍や神槌の材料なんだよ!
店:ラグナロクに備えて
客:ええ?! それでこの店名!?
店:きっと死後ヴァルキリーのお迎えが
客:縁起でもねぇよ! 普通のもん出せ普通の!
店:お出かけ用ステッキなんてのもありますが
客:ああ祖母が喜ぶかも。でも立ち上がりが辛いだけでまだ早いような…
店:使わないときは折り畳めるようになっております
客:それってむしろ使ってる最中急に折れたりしないかなぁ?
店:強力なバネとストッパーですので安全対策は完璧かと
客:また呪われてるとか言うんじゃないだろうな
店:祝福法儀式済みです
客:何がしたいんだ!
店:硬度と重量をかなり増加させて斬るより破壊を目的として
客:使いこなせねぇとナマクラ刀より弱いただの鉄クズみてぇなもんだってのに!
店:そんなだから衰退するのだ
客:いいから他ァッ!!
店:お客さん、口は硬いほうですか?
客:とっくに人には言えないようなものばっかりのような気もするが
店:実はNINTEND○DSが少し在庫ありましてね
客:そこを丸で伏せても意味ない!
店:ソフトと合わせて脳力や○力をトレーニングなんて
客:そこを伏せるな! 何を鍛えるんだよ!
店:その力、ジョブチェンジ
客:店を替えるわっ!!!
投稿者 swintarow : 20:23 | コメント (0) | トラックバック(0)
2006年09月01日
秘密の宝箱探し
漫画やCD、古着から釣竿、食玩にフィギュアまでハンパなく取り揃えた
大型中古店に久々に行ってみた。レイアウトが変わって更に詰め込まれた配置。
「お宝を探そう」みたいなキャッチコピーを出しているものの、素人目にも
レアな物は最初から高値が付いていて探すまでもない。
昨日まではそんな印象しかなかったのだが…

月間ファミコン通信・編 MOTHER2攻略本「ひみつのたからばこ」初版(1994年11月1日)。
ファン垂涎の品で、定価1200円だが都会で手に入れようと思ったら3千円以上の出費は必須。
それが美品でないとはいえ、まさか840円で手に入るとは。
物の価値ってヤツがわかっちゃいない店員で心底助かった。
この本、何が凄いってただの攻略本とは作りが違う。
ゲーム画面は敵の紹介に用いる程度で、主に風景や模型の写真とイラスト。

ダンジョンの地図は基本的に手書き。

ジェフがパーティーに加わると精度が上がる芸の細かさ。
しかし圧巻は各地をイメージした合成写真、特にタス湖。

よーく目を凝らすと…

居る!
中の文章は主人公の冒険記の体裁をとっている。既に一本の読み物。
「やらなくていいゲーム」の先駆けというのは過言か。
近年ここまで世界観を崩さないことに注力した攻略本はあるのかなぁと。
ちなみに巻末にて一部あるいは全部の複写禁止が明示されてる。
この頃はアマゾンアフェリエイトなんて考えもしなかっただろう。
絶版だが復刊ドットコムで交渉中とのこと。
株式会社アスペクトは首やら組織の分離やら当時から変わり果ててるので結果やいかに。
投稿者 swintarow : 00:50 | コメント (0) | トラックバック(0)
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