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2006年02月16日

駅弁とうまいもの大会2006年まとめ

1月から2月にかけての季語にしてもいいんじゃないか。
ちなみに去年はこちら


阪神百貨店「全国有名駅弁とうまいもんまつり」1/26-2/1

下見にふらりと立ち寄ったのが金曜の夕方でハンパない人ごみ。
見慣れた“最後尾の札”がいっぱいだ!
チラシとサークル配置見取り図拾って帰るだけというのもなんなので二点入手。


空港弁当、羽田空港みそ焼きさば棒寿司。
この一・二年の間に空弁は完全に定着、それに伴い未だヒットを続ける鯖寿司のクローンが
全国に増殖。正直どこが作ってもハズレがない分面白味もない中、元祖羽田は味を変えてきた。
ただし販売社は多くの駅弁を手がける朝倉匠庵で、
元祖鯖寿司の(有)海の恵みではない。
両社とも福井県。福井県の名物に焼き鯖寿しインプット。
肝心の中身はというと、割り箸・おしぼり・香の物に加えて木製のナイフ。
鯖寿しを包むフィルムは、二重丸の印をつまんで引っ張ったら表記通り簡単に開いた。
あらかじめ一口サイズで切られてるので割り箸で十分。ナイフ出番無し。
ちなみに次の日SK氏にこのナイフを見せたら「先が尖ってない」と指摘。切れ味も悪い。
空港で売るのって大変だなと。だったら入れなくてもいいんじゃないか。
ちなみに味は、さば味噌の煮込みを想像してかかると肩透かしを食らう、とだけ。

去年の「ぷりんどら」に続き、ゆふいん創作菓子菊屋がさらなる刺客。
会社の住所が「挾間(はさま)町無何有の郷」ってどこの幻想郷かと。

大阪では初紹介らしい「ふんわりティラミス」なぜ挟む必要があるのか。
そして最大の突っ込み所は味。形を崩さないクリームチーズ、スフレに隠された生クリーム、
そしてコーヒーのほろ苦さと酸味が口の中で奏でる疑問符の大合奏
ティラミス観を覆すってかこれをティラミスと認めたら今まで食ってきたのは何だったのか。
参考までに他の人に食わせた感想。
SK氏「… (失笑+苦笑)」
F氏「(苦笑の後) しょっぱい


翌日、SK氏と合流しネタ探しに回る。週末だけあって行列も更に凄いがそれ以上に

なぜオリゴ糖。ちなみに左上の巨大な切り餅のような白いものはブドウ糖。
自分は前日の下見で味を知ってるので是非にとSKに薦める。
ちなみに吉田戦車の漫画で「味のない飴的なものが口の中でゆっくり溶けていく」
ってのがあったが正にそれ。SKはうっかり大きな塊を口に放り込んで言葉を失う。
前回同様休憩所には普通のベンチに加え電車型(汽車型?)の席が設けられていた。
ただし今回は壁にベンチを寄せてるため駅弁説明の張り紙が読みづらかった。

水槽にたゆたう海草の一種「海ぶどう」。試食するとプチプチしてさっぱりした口当たり。
でもそんなことより水槽のフィルターがコトブキの外掛け式だったのが気になる。
飼育ではなく延命だったら海水もアリだったのか。

底の幅が広い紙袋が用意されていて助かる。

自分のチョイス。

岩手県宮古駅 いちご弁当
沖縄都市モノレール壺川駅 海人がつくる壺川駅前弁当2006年1月版
壺川駅前弁当は素材のせいか中身がコロコロ変わるので現時点でのVer。
まずはいちご弁当。海の幸メインでどこが苺なのかは上の画像を見てもらうとして
ウニ料理でおいしいと思ったのはこれが初めてかもしれない、と。
漬物の下までみっしりウニ味の御飯が詰まってる。具はごく表層に過ぎない。
ただ御飯からじんわりとコクが旨味。漬物でリセットしてまたコクと旨味。
なるほど中高年の方々が多く並んでたわけだ。
次に壺川駅前弁当。モノレールだし駅内じゃなくて駅前だし原理主義者はこれを
駅弁と呼ぶのをためらうのでは。ただイベント主催からするとこれが無いことには
「全国47都道府県」という呼称が使えない。わかってくれ、わかってやってくれ。
箱は牛乳のパックと同じ紙で出来ている模様。回収に出せるかは別の話だと思うが。
画像の1番、カジキの漬け寿司は舌に乗ったときの滑らかな食感がたまらない。
問題は2番。海草的な物体X。真剣に何食ったのか未だに判らない。
うまいか不味いかで言えばまあ確実によろしくない。
さらに3番。箸でつまむと冒険初期の雑魚敵のような半透明グリーンのゼリー状の何か。
ほんのり甘いのでデザートの可能性。あくまで可能性。
海草原料と思われるがやっぱり判らない。
SK「海人(うみんちゅ)の成れの果てじゃない?」
その海人はきっと守備力を下げてくると思うんだ。
4番はもずく酢。知ってる味があるって安心だね!
チラシの写真と内容が若干違うのが気になる。

SK氏のチョイス。

新潟県長岡駅 越後の闘牛牛めし
長崎県佐世保駅 元祖レモンステーキ弁当
前者はSKが他に買いたいものがあったが妥協に妥協を重ねてこれにしたらしい。
しゃも弁当とか牛しぐれ寿司の行列も凄いかったからなあ…
公式ホームページに記述はないが、蓋の裏に越後における闘牛の由来が記されている。


 越後国古志郡二十村郷(中略)闘牛はその起源はアイヌ以来(中略)

大場所の外、村っこという小場所を設けて(中略)立派なルール(中略)

その訓練された猛牛の神技は剣道の極意に等しく、一度綱を離せば百獣の王といわれた。

このことは里見八犬伝、僧良寛の詩にも出ている。

 当店では旅のお客様に尚一層の楽しい旅の想い出を残して

いただくよう「牛めし」を調整致しました。(後略)

なんか文章飛んでないか。ちなみにSK曰く味付けは濃くないが
肉の下の金平牛蒡と相まって地味に旨いとの事。
レモンステーキ弁当は忘れがちなしょうゆソースの存在に気をつけよう。

この日は二人とも電車移動のため飲酒運転の心配はない。
SK氏は「モーツァルト チョコレートリキュール」を持ってきてくれた。
これに合うおつまみなんて見つかったら面白いなと思ってたら発見。

文明堂カステラ巻。正規代理店ではまずお目にかかれないであろう切れ端の寄せ集め。
400円ちょいでこの量はお得過ぎやしないか。モーツァルト牛乳割りと相性良し。
ちなみに前述鯖寿司のナイフで切ろうとしたら切れ味の悪い悪い。

今回の大会、駅弁と全国のうまいものに加えて「カップ酒甲子園」なる企画があった。

愛知県代表「蓬莱泉(ほうらいせん)」、奈良代表「八咫烏(やたがらす)」。
ちなみにチラシにもWebにも載ってなかったが会場で「天狗舞」なる隠れキャラがあった模様。
あいにく売切れてしまっていた。
呑んだ感想、特筆するものはなし。


二日後、平日なら大丈夫だろうと連日途方もない行列を築くカツサンドを目指す。

甘かった。会場内の混雑を避けるため列を切り離して階段まで隔離し、
一定の人数が空いたら整理券を持った人だけ移動(向こうですぐ回収)。
しかしブース前列も折り返している有様。実演が見られるようになってるので
暇そうな隣のブースの人に箱を折るのを手伝ってもらっていた様子までバッチリ。
揚げて油を切りソースに漬ける。ソースが冷める間もない。
ひたすらカツを挟んで切って箱に積めても行列は動かない。
客「五個下さーい」
1限かかってないのかよ。
(1限:一人につき一つまで、の意)
比較的安い550円だからって大量買いする奴が後を絶たない。
こないだのいちご弁当のときも思ったが、行列が酷くなる理由が良く判った。
~解決策~
一、人気の商品は一人につき一つまで
二、890円とか1050とか中途半端な価格をやめ、1000円か500円にして会計を早める
阪神百貨店は少しコミケスタッフに学んで来い。日本、いや世界一行列捌くのが巧い連中だ。
閑話休題。
山梨県小淵沢駅 甲州かつサンド
小淵沢駅といえば去年の記事にも書いた「元気甲斐」という傑作がある。
あのメーカーが少量多品種に疲れたのかシンプル路線でやってきた。
確かに「いかめし」「ますのすし」「いなり寿司」とシンプルな傑作は駅弁に多い。
いや、シンプルだからこそ記憶に残りやすいというのもあるだろう。
で、かつサンドの味。この行列はおそらくリピーターもあったんじゃないか、
傑作駅弁の誕生した時代に居合わせたかもしれない。分厚さを持ちながら圧倒的な食べやすさ。
フジザクラポークに甘えることなく、厚切り肉ではなく薄切り肉を数枚重ねた工夫に驚いた。
人に食わせる以上豚肉は入念に火を通す必要がある。しかしカツに限らず揚げ物は火が通りにくい。
コロッケなどは下手したら中心温度は摂氏40度、大腸菌の繁殖温度で殺菌にすらならない。
しかしこの厚み… 下茹でなどで予め火を通しておくのが常道というもの。
ここで問題が生じる。薄切り肉は一般的に立体的に熱変成を起こす。

これをどうやって隙間無く4枚5枚と重ねて、さらに形を崩さず衣を付けるのか。
今度パクろう。


一週間後。
京阪百貨店守口店「諸国じまん 駅弁とうまいもの大会」2/9-15


チラシもWebも周富徳氏が前面に出ていてもう駅弁とかどうでも良くなってる。
実際現地に足を運ぶと

実演のない物はかなり狭い範囲に追いやられていた。
で、問題の周富徳氏。広告には「究極炒飯」「えびのマヨネーズ」としかなかったが

五年もの紹興酒からレトルトカレーまでありとあらゆるものが売られていた。
本人はというとカウンターの外で接客をしたり(少量の暗算なら一瞬)
事細かくスタッフに指示を飛ばしたり搬入された箱を積み下ろしたりひたすら動いている。
見てた限り中華鍋に触っていない。

炒飯というと水分を飛ばそう飛ばそうと考えがちだが、お玉一掬い分スープのようなものを
じゃばーと入れていた。量が多いせいか鍋は振らず、二つのお玉で捏ね掻き混ぜるように。
買って帰り実際に食べてみる。具は鮭。どうもパラリと仕上がっていない。
これを究極というのは気が引ける。口に入れた瞬間決してインパクトのある味ではない。
「物足りないなぁ、物足りねぇなぁ」と思いながら延々口に運んでしまう。
そして食べ終わった後にこう思う「足りねぇ!」
商売としては究極といっていいかもしれない。


もうひとつのお買い物、プラチノの「アンジュ」。
はなまるマーケットとやらでファンファン大佐岡田眞澄氏が紹介して以来ブレイク、
とのこと。クリームチーズがガーゼでくるまれて程よく水分が切られ、
愚直なまでにふわふわ。中心に仕込まれたカシスジャムが舌を飽きさせない。
これに近いのは私の記録(デジカメ)が確かならば2004年2月29日に九州物産展で入手した
阿蘇ファームランドのケーキ工房カウベル「天使のチーズケーキ」。特徴はザルで水分を切る点。
ガーゼにしろザルにしろ生クリームから水分を切るとこういう食感が出るんだなとラーニング。

京阪では駅弁の収穫は無し。


4月にサーバーの契約が切れる。延長か引越しかはまだ不明。

投稿者 swintarow : 2006年02月16日 21:56

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